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銘青連に向け出荷

 今年もはや三月を迎えました。こちら宮崎は一雨ごとに暖かくなって参りました。しかし東北の方では大雪・暴風で大変だとニュース等で見ます。私等には分らぬ御苦労や大変さがあるとは思いますが、どうかお気をつけて日々をお過ごしください。

 下の画像はついに出ました『つくし』です。実に可愛らしく出て参りました。そしてその下は“ひなもり庭園”中庭の『しだれ梅』です。私も大好きですが、これから満開に向かっていきます。更にその下は丸野のご友人の方より頂いた『桃の花』です。
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 これからどんどん暖かくなって参りますが、少しでも早く全国の皆さんが春を感じられます様に!!

 今週ようやく『第31回銘青連 全国優良銘木展示大会』に出展する為の材がまとまりました。岐阜銘協にて開催される今回の展示大会。いろんな樹種を乾燥材としてお届けいたします。
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 画像は一部ですが先ずは上画像『レッドウッド』です。大径木になる樹で画像の板は巾 約3尺(90cm)の一枚板です。その下チラッと見えますのが『アサメラ』です。こちらは大きいもので巾 約3.6尺(108cm)を準備致しました。
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 上の画像は楠と赤松の板です。楠はスッキリとしながらも仕上がった時は上品な面持ちを見せてくれます。
赤松は何度もお伝えしておりますが、杢目が非常に綺麗で見飽きません。また『霧島赤松』は 今ではなかなか採れない貴重な樹です。

 最後に日本の代表樹 “欅” です。宮崎の誇る『綾の欅』です。画像は面付の盤木と長板ですが、欅独特の杢目が美しさを引き立てます。
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# by hinamori-meiboku | 2013-03-02 09:34 | 柾好

日向路工芸展・家具木工デザインセミナー

 先週に宮崎市内にて『日向路工芸展』 “黒木勇夫氏”・“松形恭知氏”・“宮国淳氏”・“壺田和宏・亜矢氏”の四匠による工芸展が開催され、丸野が鑑賞させて頂き大変感銘を受けて帰って参りました。今製作しているカトラリーの材は当店の天然桧です。充分に自然乾燥しているので良いかと思います。下の画像はその時の会場です。素晴らしい作品目白押しです。
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松形恭知 作 飴色釉薬のほっこりと手に馴染む作品に癒されます。
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 そして先日都城市の木材利用技術センターで『家具木工デザイン講演』が開かれました。これには家の安藤が出席させて頂きました。講師の村澤一晃先生とも直接お話しさせて頂きやはり感銘して帰って参りました。「私も最初からデザインが出来たわけではない。薄紙を一枚一枚積み重ねる様に経験・発想を重ねる事が大事」という言葉を頂きたらしいのですが、改めて痛感する大事な事と知りました。この経験という言葉には実技は勿論、いろんな作品を見るという事も含まれているのでしょう。感服します。下の画像は村澤先生(右)です。その他一部会場を撮影してきたとの事でした。
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# by hinamori-meiboku | 2013-02-23 11:20 | 柾好

樫の木

 雨の日が多くなって参りました。春がもうそこまで来ているようですが、取分け本日は穏やかな日々です。
下の画像は前回と同じく早めの『桜』ですが、晴れた日の桜はまた格別です。もう少し後には『染井吉野』も咲き誇るかと思いますがその日も待ち遠しいですね。
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 今週も出荷準備にて多忙な日々でした。下の画像は 長さ2.0m・巾40cm・厚さ15cmの欅の盤木です。
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『綾の欅』ですが、今では取れない貴重な宮崎の財産です。

 下の画像は出荷準備の最中少し前お客様に画像を送った時の【赤樫】ですが、目に入ったのでご紹介致します。
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 ブナ科コナラ属の常緑広葉樹で別名『大樫(オオガシ)』とも呼ばれます。本州南部から四国・九州に自生し中国・台湾・朝鮮南部にまで分布するようですが、材は非常に硬く船舶材・農耕具や大工工具等の“柄”の部分にも使用されます。カンナの台にも使われている様です。杢目に特徴があり上記画像のように『樫目』と呼ばれる独特の杢目(斑点)が見られます。画像のものは 長さ1.9m・巾17cm・厚さ6.0cmになりますが、非常に重たい事も特徴の一つです。
# by hinamori-meiboku | 2013-02-16 13:50 | 柾好

将棋卓上盤(接ぎ)!!

 こちら宮崎県小林市は朝晩寒い日々ですが、晴れた日の毎日では少しずつ暖かさも感じられる様になりました。前回掲載させて頂いた『梅の花』は外でも沢山見られる様になりました。少しですが『桜』も見られるようになりました。何という桜か調べてみましたが判りませんでした。本日は午後から雨が降るとの事で曇り空ですが、また天気の良い日に撮影して画像を掲載したいと思います。他にも社主丸野が『ふきのとう』を飾ってあったのでそちらも掲載させて頂きます。実に可愛らしいものですね。
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 先月末に 丸野は『児玉龍児先生作品展』を拝見させて頂いた事に大変感銘を受けております。そして沢山の方々ともいろんな話が出来た事に実に有意義な日一日だったと語ります。その中で将棋盤(卓上)の接ぎのお話もあったとの事で、今回【接ぎ盤】の画像を二丁程掲載させて頂きます。
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 上の画像二枚は 柾目・三枚接ぎ・1.4寸盤です。(製造H.21) 続いて下の画像二枚は 柾目・二枚接ぎ・0.8寸盤です。(製造H.21) 接ぎは木口面からみると杢目の違いが分かりますが、【ひなもり銘木】では接ぎとはいっても目の詰まった個所・目の通ったものを選りすぐり、天面からは接いだ個所にちょうど太刀盛が乗って 接ぎ個所を極力判らなくしております。また接ぎ部は『ほぞ加工』した上で接着しております。ご興味のおありのお方はご一報頂けましたら幸いです。
# by hinamori-meiboku | 2013-02-12 09:58 | 柾好

銘木!

 今年も、はや1月が過ぎ2月に突入しました。まったくもって月日がたつのが早く感じます。変わらず『銘青連』の出荷準備に追われておりますが、まだまだ寒い日々が続いております。
 そんな中 社主・丸野のご友人のNさんから【梅】の蕾のついた枝を頂きました。3日程過ぎた今ではこんなに花が咲きました。事務所の中は梅の良い香りで一杯です。
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 活けてあるスイセンも綺麗でしたので載せてみました。
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 先に述べましたとおり日々出荷材の準備に勤しんでおりますが、そんな中でも時折『オッ!』と思える時もあります。下の画像は【地桧】らしいのですが珍しい杢が出ておりましたので掲載させて頂きました。
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 材を色々探していたところヒョッコリ出てきた板ですが、始めは「杉かな?」と思っていたところ先輩に聞いてみたら「地桧」との事で驚きました。表面には小ヒビもありますが綺麗な杢です。ハブシがこうなったのかは分かりませんが・・・先輩曰く『樹種問わず!どんなに希少な木であっても、どんなありふれた木であろうが銘木たり得る!』・・・この板もまさに『銘木』と感じた次第でした。
# by hinamori-meiboku | 2013-02-02 09:16 | 柾好

銘木遊園地新聞


by hinamori-meiboku